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2015年07月

「ホクサイと飯さえあれば」(鈴木小波)のミートボールスパゲティ

「ホクサイと飯さえあれば」のミートボールスパゲティ

「ホクサイと飯さえあれば」(鈴木小波/講談社)1巻よりミートボールのパスタといえばアメリカで定番の食べ物らしいけど、日本人からすると「アニメ飯」のイメージが強いんじゃなかろうか。
「カリオストロの城」でルパンと次元が奪い合うように食べていたし、もっと以前にはディズニーの「わんわん物語」でレディとトランプが1本のパスタをつたってキスをする名シーンもある。
どちらも「誰かと一緒に食べること」を前提に描かれている。

しかし「ホクサイと飯さえあれば」で、主人公のブンちゃんが
ご飯は1人で食べた方が絶対に美味しい!!!
と力説をするのは、ほかでもないミートボールのスパゲティのエピソード。
※【コマ引用】「ホクサイと飯さえあれば」(鈴木小波/講談社)1巻より

大学のランチタイムは友達と…ではなく、わざわざ自炊するために帰宅するブンちゃん。それを見た謎の少年(幽霊)が「一人飯って美味しくないじゃん」とつぶやくのに対し、言い放つセリフです。

愛と食卓をうたうグルメ漫画にあるまじき主張に思えるけど、よく言ってくれた!と溜飲を下げたのは私だけじゃないはず。
みんなで食べればおいしい、それはもちろん正義だけど「ひとりで食べる豊かさ」もあるのだ。孤食界のカリスマ・井之頭五郎先生もおっしゃっている。

もっと言うなら「美味いものはひとりで、マズいものはみんなで」がぶっちゃけ理想だよね、と思ってるけど、これ以上は人格を疑われそうなので口をつぐむことにする。

玉ねぎを炒める 玉ねぎを炒める2
作り方:(※分量は作品でご確認ください)
みじん切りした玉ねぎをよく炒め、粗熱をとっておく。

ボウルに材料をボウルに豚ひき肉、粗熱をとった玉ねぎ、牛乳にひたしておいたパン粉、塩コショウを入れてよくこねる。


丸める 並べる
ミートボールのタネを20個分、ピンポン玉程度の大きさに丸めます。タネはけっこう柔らかいので、手に油をつけたほうがまとめやすいかも。

にんにくと鷹の爪 トマト缶
フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りしたニンニクと鷹の爪を香りが出るまで炒める。トマト缶を入れて塩コショウし、8割程度になるまで煮詰める。
ミートボールを焼く別のフライパンに油を少量入れ、ミートボールを裏表を返しながらコロコロと焼く。作中のコゲ目がおいしそうなので、しっかり目に焼きました。


レンジでパスタそろそろパスタを茹でますが、コンロは2つとも埋まっちゃってる…。そこで便利な小道具として登場するのが、電子レンジでパスタを茹でられる調理アイテム。
これわが家でも以前から愛用していますが、2コンロの家庭には涙が出るほど便利(鍋で茹でるより時間かかるのが難ですが)。

作中でも描写されてるけど、電子レンジを操作して、2つのフライパンの面倒を見て…と、台所でくるくる回るせわしない状態になります。


煮込む なじませる
パスタをレンジでチンしている間に、焼いたミートボールとトマトソースのフライパンに移して煮込みます。パスタがゆであがったら、茹で汁を切ってフライパンにうつし、ぐるぐると混ぜてトマトソースとなじませます。

バジルを振りかけたら完成。
「ホクサイと飯さえあれば」のミートボールスパゲティ
わー、まさにあのビジュアル。
リフト
食べた感想:
食べても食べてもなくならないゴロゴロのミートボールと、じっくり煮詰めたトマトソース。
大人になると色々こじゃれたメニューを食べてパスタ経験値も上がってるものですが、やっぱり原点はこれなんやで。

ミートボールって普段は合いびき肉で作っていたのですが(ハンバーグの延長線のイメージで)、豚ひき肉オンリーで作るとこんなにやわらかでジューシーになるとは知らなかった。

夢みたいなビジュアルのガッツリパスタは、ひとりで恍惚と食べても、誰かと奪い合うように食べても、どっちでも美味しい、という当たり前の結論に達しました。

ホクサイと飯さえあれば(1) (ヤンマガKCスペシャル)
ホクサイと飯さえあれば(1) (ヤンマガKCスペシャル)

レンジでパスタ 1.2L PS-G62
レンジでパスタ 1.2L PS-G62

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「真夜中ごはん」(イシヤマアズサ)のナッツチーズクリームのせ焼きたてパン

「真夜中ごはん」ナッツチーズクリームのせ焼きたてパン

「真夜中ごはん」(イシヤマアズサ/宙出版)再び「真夜中ごはん」から、簡単に作れる夜食メニューを再現してみました。

イシヤマ先生が仕事帰りの疲れを癒やす精神回復ポイントとして立ち寄るのが、パン屋。
たくさんの種類のパンに囲まれてアロマを浴び、焼きたてのずっしり大きなパンを買うと「無敗感」に満たされるそう。

つなぎのページに描かれた、「フランスパンを買って照れくさそうに帰る女の子」のスケッチイラストがとてもかわいいのですが、フランスパンを買うときの、あのちょっと誇らしいような、でも気恥ずかしいような気持ちは何なのだろうな。花を買って帰るときのテンションと似ているかもしれない。同じ「長いもの」でもネギとは違うのだ、ネギとは…(ネギも好きです)。

このフランスパンを使った魅惑の夜食が「ナッツチーズクリームのせ焼きたてパン」。クリームチーズにミックスナッツとラムレーズンをあわせ、ハチミツを仕上げにかけたカナッペ風の軽食。

自分、こういう「甘じょっぱい系」の味に弱いです。
絶対おいしいに決まってるじゃない…!と確信しつつも作ってみる。

材料材料:
すでに上に書いちゃったものばかりですが…
フランスパン、おつまみ用ミックスナッツ、クリームチーズ、ラムレーズン、ハチミツ。

ラムレーズンは家にちょうど貰い物のまま忘れていた「開かずの瓶」があったのでそれを使ってみる。レーズンだけじゃなくラムシロップもそのまま入った、ちょっといいやつ。

ナッツをつぶす クリームチーズとラムレーズン
すり鉢にミックスナッツを入れて軽くつぶし、クリームチーズ、ラムレーズンと一緒にあえる。

はちみつ軽くトーストしたフランスパンにのせ、ハチミツをたらして完成(かんたん!)。

ハンズオン
食べた感想:
ナッツとはちみつとラムレーズンの塩×甘を、クリームチーズがまったりとまとめていて、ひとつ食べたらまたひとつ……と際限なく手が伸びるおいしさ。大きなフランスパンってどうしても余らせがちなんですが、これはディップがある限り食べてしまいそうでキケン……。
お茶にもお酒(ワイン)にもぴったりで、飲みものを選ばないところも夜食向きですね。

「真夜中ごはん」はほかにも甘いもののレシピが載っていて、どれも料理初心者でも簡単に作れておいしそうなのです。夜食だけじゃなくおやつメニューの参考にもいいかもしれません。

真夜中ごはん (Next comics)
真夜中ごはん (Next comics)

【京都西陣・孝太郎の酢】夜のラムレーズン
【京都西陣・孝太郎の酢】夜のラムレーズン

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「にがくてあまい」(小林ユミヲ)の高キビのキーマカレー

「にがくてあまい」の高キビのキーマカレー

「にがくてあまい」(小林ユミヲ/マッグガーデン)1巻より「にがくてあまい」のレシピはマクロビ系で材料に特殊なものが多いため、「作りたい!」と思ってもすぐに挑めないことがあるのですが、念願の食材がようやく手に入ったので久々に再現してみました。
1巻に登場する高キビのキーマカレー(菜々もちもちキーマカレー)です。
※【コマ引用】「にがくてあまい」(小林ユミヲ/マッグガーデン)1巻より


高キビこちらがずっと憧れていた、高キビ。
普段馴染みのない食材ですが、モロコシ、コーリャン、ソルガムという名前でも呼ばれ、世界中で栽培されているイネ科の穀物(「紅いコーリャン」って映画もありましたね)。

ベジタリアンの間では、その食感から肉の代用食材として定番になっているようで(別名「ミート・ミレット」)、栄養価も豊富だそう。雑穀というと総じておとなしいイメージがあるけど、こんな「肉」の称号まで手にするパワー系もいるんですね。

この高キビをひき肉がわりにして、キーマカレー風に仕上げたのが今回のレシピ。
マキがお肉と信じて疑わなかったこの穀物の味がずっと気になっていたので、うきうきと再現してみます。

炊く 炊く2
作り方:
高キビは同分量の水と塩少々と一緒に圧力鍋にかけて10~15分加圧、そのまま冷まします(ひと晩浸水すれば、炊飯器でも炊けるみたい)。
炊けたのが右の写真。味見してみると、「なんだこれ…!」と衝撃を受けたほど美味しい。お肉というよりは、モチモチ、シコシコしたお赤飯のような味で、今まで食べた雑穀のなかで一番好きかも。

しょうがを炒める 玉ねぎを炒める
鍋に油を入れて熱し、しょうがとにんにくのみじん切りを炒める。香りが立ったら玉ねぎのみじん切りを入れ、しんなりするまで炒める。

たかきび、にんじんを炒める トマト缶
すりおろしたニンジン、高キビを入れて炒め、全体が馴染んできたらトマト缶と昆布だしを入れ、弱火で煮込む。
煮込んでいくと高キビのデンプン質のせいか、鍋のなかのカレーがとろみをつけたように、もったりとしてきます。

カレー粉 ココア
カレーパウダー、ココアを入れる。ココアはコクと色に深みを出すのに必要なようです。最後に塩で味を調えます。

できあがり 玄米
丸く盛り付けた玄米の横にカレーを添え、パセリを散らして完成。

「にがくてあまい。」の高キビのキーマカレー

見た目はまさにキーマカレーそのもの。

「にがくてあまい。」の高キビのキーマカレー
食べた感想:
ひき肉、というより豆カレーに近い印象ですが、高キビのもっちりシコシコ、玄米のプチプチの食感がなんとも楽しい。
調味料は塩だけなのに、トマトや昆布だしのおかげで、ちゃんと深い味わいのカレーになっていることにも感動。野菜嫌いのマキがパクパク食べたのも納得です。
基本的にヴィーガンの「にがあま」には反しちゃうけど、チーズをトッピングしても相性抜群でした。

偏食の塊のようなマキが渚の料理を毎回ものすごくおいしそうに食べるのを見ると、料理の作り手と食べ手にも「相性」ってあるのかも、と思う。「気持ちよく食べてくれる相棒」ってのは、作り手にとって何より得難い存在で、「何食べ」のシロさんにとってのケンジもそうだけど、「料理が得意な主人公」だけじゃ成り立たないのが、今の料理漫画なのかも。

いやー、しかし高キビがこんなに美味しいとは思わなかった。もう第二の主食にしたいくらいスキ(自然食の店で買うと、わりと高いのが難ですね……)。
小林先生もお気に入りのようで、作中には高キビを使ったレシピが何度か出てくるので、今後もちょくちょく試していこうと思います。

にがくてあまい 1 (EDEN)
にがくてあまい 1 (EDEN)
国産(岩手県) たかきび 500g チャック付
国産(岩手県) たかきび 500g チャック付

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アオイホノオ(島本和彦)
青みゆく雪(宇仁田ゆみ)
あさひごはん(小池田マヤ)
あさりちゃん(室山まゆみ)
あたりまえのぜひたく。(きくち正太)
アルコール(西村しのぶ)
一緒に遭難したいひと(西村しのぶ)
海街diary(吉田秋生)
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おいしい関係(槇村さとる)
美味しんぼ(雁屋哲/花咲アキラ)
大奥(よしながふみ)
おかめ日和(入江喜和)
おせん(きくち正太)
夫すごろく(堀内三佳)
乙嫁語り(森 薫)
オハナホロホロ(鳥野しの)
おはようおかえり(鳥飼茜)
女の子の食卓(志村志保子)
かむろば村へ(いがらしみきお)
鴨の水かき(空木哲生)
カラスヤサトシのびっくりカレー おかわりっ!!(カラスヤサトシ)
きのう何食べた?(よしながふみ)
きりきり亭主人(きくち正太)
銀のスプーン(小沢真理)
クッキングパパ(うえやまとち)
刑務所の中(花輪和一)
げんしけん(木尾士目)
玄米せんせいの弁当箱(魚戸おさむ/北原雅紀)
幸腹グラフィティ(川合マコト)
極食キング(土山しげる)
極道めし(土山しげる)
孤独のグルメ(久住昌之/谷口ジロー)
こどもの体温(よしながふみ)
食キング(土山しげる)
サウダーデ(池辺葵)
サカタ食堂(坂田靖子)
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酒ラボ(宇仁田ゆみ)
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三国志
3月のライオン(羽海野チカ)
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スペースシェフシーザー(Boichi)
すみれファンファーレ(松島直子)
西洋骨董洋菓子店(よしながふみ)
その男、甘党につき(えすとえむ)
それではさっそくBuonappetito!(ヤマザキマリ)
大東京ビンボー生活マニュアル(前川つかさ)
たそがれたかこ(入江喜和)
誰そ彼の家政婦さん(小池田マヤ)
誰も寝てはならぬ(サラ イネス)
ダンジョン飯(九井諒子)
ちぃちゃんのおしながき・繁盛記(大井昌和)
チーズの時間(山口よしのぶ/花形玲)
ちはやふる(末次由紀)
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