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2015年03月

「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹/長崎尚志)のブラジオリ

「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹/長崎尚志/小学館)のブラジオリ

「MASTERキートン」の続編が始まる、というニュースに心躍ったのは数年前のことでした。2012年からビッグコミックオリジナルで連載が始まり、2014年末に満を持して単行本化。

94年に連載終了した前作から約20年、キートンはどんな姿で登場するのか…連載は未読、単行本で初めて目にする私はワクワクしながら手に取りました。

キートンはシワは増え白髪も目立つものの、やっぱりキートンでした。頭も体もキレッキレだし、飄々としたキャラもそのまま。
ただ、探偵事務所を閉鎖して学業に専念するものの、アカデミズムの世界では「ロマンチックなアマチュア」扱いされまともに認められないことに、悩みや苛立ちも抱えています。そんな普通の人間らしい姿が味わい深くもありました。

「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹/長崎尚志/小学館)よりキートンといえば、滞在先のご当地料理をガツガツと食べるシーンが印象的でしたが、続編でもその好奇心と食欲は健在。

今回作ってみたのは、7話に登場する「ブラジオリ」。父と同じ考古学の道に進んだ娘・百合子が、キートンのためにふるまったマルタ島の家庭料理です。
「肉団子の牛肉包み」と作中で説明されているとおり、ミンチ肉の団子を薄切り肉で包み、トマトソースで煮込んだ料理のよう。
※【コマ引用】「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹/長崎尚志/小学館)より

海外のレシピを調べると、案外日本にある材料でも作りやすそう。見よう見まねで再現してみます。

玉ねぎをいためる作り方:(※分量は参考まで)
まずはトマトソース作り。
鍋にオリーブオイルを熱し、つぶしたニンニク(2片)とあらくみじん切りした玉ねぎ(2個)を入れて炒めます。

トマトソースで煮込むトマト缶、ワイン、ローリエ、みじん切りしたパセリ、バジルを入れて煮込み、塩・コショウで味付け。

ゆで卵、エシャロット、パセリ次に肉団子。
ゆで卵2個(生卵でもOKのようです)、エシャロット(3本)、パセリ(1束)、にんにく(1片)、オレガノ(小さじ1)をみじん切りしてボウルに入れる。

ミンチ↑上のボウルに牛ひき肉(300g)、刻んだベーコン(2枚)、粉チーズを入れてよくこねる。

薄切り肉でミンチを包む 薄切り肉
↑のミンチ肉をタワラ状にまとめ、薄切りの牛肉で全体を包む。
一枚で包めるような大きな薄切り肉はスーパーではあまり置いていないので、何枚かの薄切り肉をつないで一枚肉にしました(右写真)。

肉を煮込む作っておいたトマトソースでじっくり煮込みます(包んだ肉がはがれるかもしれないので、タコ糸で縛りました)。


肉を盛り付け、ソースをかけて完成。
(つけあわせは茹でたじゃがいも&ズッキーニのソテー)
ソースをかける

「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹/長崎尚志/小学館)のブラジオリ
食べた感想:
肉団子を肉で包む…って、意外となかった発想ですが、トマトソースで食べるせいか案外しつこくなく、さっぱりしておいしい。大人のハンバーグという感じで、赤ワインがすすむ。

マルタ島はその立地と歴史から、イタリアと多くの共通点がありつつ、中近東やイギリスの影響も受けているという、ユニークな食文化。父をもてなすのに、地元の人にレシピを教えてもらうなど、入念にリサーチする百合子の食への好奇心もまた、父親ゆずりかもしれません。
「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹/長崎尚志/小学館)のブラジオリ

同じエピソードに登場する料理では、デザートの「ハルヴァ」も印象的でした。この再現が失敗続きでなかなかうまくいきません……。でもどーーしても食べたい料理なので、負けずに挑まなくては。成功したらまたここでご報告します!

409186726XMASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)
浦沢 直樹 長崎 尚志
小学館 2014-11-28

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「ハクメイとミコチ」(樫木祐人)の自家製リモンチェッロ

「ハクメイとミコチ」のレモンチェッロ

ちょっと前に作ったブドウパンに続き、「ハクメイとミコチ」2巻に登場するリモンチェッロです。

「ハクメイとミコチ」(樫木祐人/エンターブレイン)2巻より※【コマ引用】「ハクメイとミコチ」(樫木祐人/エンターブレイン)2巻より

ハクメイがたまたま見つけた、森の中の小さな卵型美容室。この店の主人は、ベリーショートのちょっとマイペースな美容師、ジャダさん。
彼女が作ったリモンチェッロは「酸っぱくて甘ったるくて苦くて」飲めたものではなく、料理好きのミコチのアドバイスでリベンジすることに。

リモンチェッロはイタリアの家庭でよく作られるリキュールで、食後にストレートで飲むのが一般的だそう。名前は聞いたことがあるけれど、初めて飲むお酒です。作中の説明を読む限りは、それほど手間もかからなさそう。
なにより、ほかのエピソードもそうですが、こびとたちのハンドメイド生活の描写がかわいすぎて、真似したくなってしまうのです。

材料材料:(分量は参考まで)
レモン(無農薬のもの)12個、スピリタス500ml瓶1本。
スピリタスは「アオイホノオ」のお好み焼きの再現でも使いましたが、世界一の度数となる96度のお酒。今回もお世話になります(まさか人生で2本目を買うとは思わなかった)。

レモンの皮をむく レモンの皮をむく2
レモンは洗って一つずつ皮を薄くむいていきます。
ジャダさんが失敗したように、皮の白い部分が入ると苦くてマズい仕上がりになってしまうので、ここは細心の注意で丁寧に。
しかし今回使った国産のレモンは皮が薄くて、ピーラーでも厚くなってしまう……。包丁でなるべく薄くむいたあと、皮の裏側に残った白い部分をこそいでみました。

レモンの皮をむく312個分仕上げるのは相当時間がかかる……気が付けば指もボロボロ。誰だ、手間がかからないなんつったのは(\私です/)。

スピリタスを注ぐ消毒した容器にレモンの皮を入れ、スピリタスを一瓶分注ぎます(火気厳禁)。

びんこのまま一週間漬け込みます。

レモンの残り残った大量のレモンは果汁を絞って冷凍保存しました(とりあえず余ったものは何でも冷凍する癖がついてしまっている…)。

一週間後一週間経った状態がこちら。
皮の色が蒸留酒に溶けて色づいています。レモンというよりはオレンジに近い色。市販のリモンチェッロとはまた違う印象なので、レモンの品種によるのかもしれない。

一週間後の皮ザルにキッチンペーパーを敷き、蒸留酒を漉してレモンの皮を取り出す。漂白したかのように色が抜けきって、驚きの白さに。

シロップと混ぜたあと鍋に水500mlとグラニュー糖500gを熱して溶かし、シロップを作ります(ここの工程写真撮り忘れた)。

冷めたシロップと蒸留酒を混ぜ合わせ、再び1週間寝かせて完成。


飲むときはキンキンに冷やしていただきます(度数が高いので冷凍庫に入れてもOKらしい)。
ほんとはショットグラスで飲みたかったけど、持ってないので代用のフルートグラス。サマになってなくてすみません。
「ハクメイとミコチ」のレモンチェッロ
感想:

リキュールは普段カクテルでしか飲まないので、こんなふうにストレートで飲むのは初めて。慣れていないので、強烈な甘さと度数のキツさにクラクラ。
香りはレモンなのに酸味はゼロというのも、どうも不思議な感じです(あまりに予想外だったので、不安になって市販品も買ってみたけど、やはりこういう味なのですね)。
試しに炭酸水とレモン果汁で割って飲んでみたら、安心できる味になりました^^; どうせ私は居酒屋の安いレモンサワーが大好きな安い舌の持ち主…。

アイスクリームにそのまま飲むのはちょっと慣れなかったのですが、アイスクリームにかけて食べたら絶品だった。バニラアイスが大人の味になりました。

4047293946ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス)
樫木祐人
KADOKAWA/エンターブレイン 2014-01-14

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3巻に登場する「ジュレップ」もおいしそうなのでいずれ作ってみたいなー。ウイスキー版モヒートみたいなカクテルのようです。なにげにお酒のエピソードが多いので、酒のみにはそのへんも魅惑の漫画です。

404730154Xハクメイとミコチ 3巻 (ビームコミックス)
樫木 祐人
KADOKAWA/エンターブレイン 2015-01-15

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