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2012年12月

「3月のライオン」(羽海野チカ)の冷やし白玉シロップ

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「3月のライオン」最新刊。今回の見どころはなんといっても、島田八段と柳原棋匠の死闘。カリスマとはいえない、一見地味な「努力の人」たちが、のたうちまわってしがみついて戦う泥仕合の美しさ。それを象徴するような、柳原棋匠がまとう無数のたすきのシーンにも圧倒されました。

そして壮絶なエピソードの合間に描かれる、やさしくて懐かしい食べ物のシーンは今回も垂涎もの。そのひとつが夏祭りのデザート。

「3月のライオン」(羽海野チカ/白泉社)8巻より三日月町商店街の夏祭りに出店することになった川本家。祖父にメニューを任された3姉妹が考案したのが「冷やし白玉シロップ」。

「ふくふくだるま」など和菓子界にニューウェーブを巻き起こす姉妹だけに、さまざまなアイデアが盛り込まれていきます。シロップには抹茶の代わりにミルクティーはどうか、それなら白玉だけでなくブラックパールタピオカもアリでは、などなど……。
※【コマ引用】「3月のライオン」(羽海野チカ/白泉社)8巻より

読んでるだけでウズウズしてしまうこの夏のデザート、簡単そうなので作ってみました(冬だけど)。


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作り方:
鍋に水をたっぷり沸騰させ、ブラックタピオカを1時間ほどゆで、冷水にさらしてザルにあけておく。

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白玉粉作り。ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ入れて耳たぶくらいの固さにまとめる。

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白玉粉を棒状にのばし、小さめのお団子にする。

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たっぷりのお湯に投入し、浮き上がってきてからさらに1分ほどゆでる。氷の入った冷水にとってきゅっとしめる。

P1100233.jpgゆでたては、砂糖醤油で味見。ぷるぷる&モチモチでうまい……。
しかし白玉って、ほんとにびっくりするほど簡単。


P1100237_250.jpgさて、シロップ作り。
青梅とはちみつ(or氷砂糖)で作る梅シロップは初夏の自家製ドリンクの定番ですが、残念ながら今年は漬けなかったので、市販の梅の生しぼり液をガムシロップやハチミツで甘く味付けしたもので代用してみる。


P1100239_250.jpgミルクティーシロップも。
アッサムなどミルクティー向けの茶葉を濃いめに抽出して牛乳で割り、グラニュー糖で甘くして冷蔵庫で冷やしておいたもの(普段飲むよりかなり甘めにしたほうが◎)。

それぞれに白玉、タピオカを入れて完成。

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そういえばこんな器も持ってたな…と出してみる。

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食べた感想:
梅シロップ版はさっぱりと甘酸っぱくて、夏の夜のデザートにぴったりだろうな、という印象。

ミルクティー版は、まさに台湾の珍珠奶茶(タピオカティー)風。このままストローで飲んでもいいかも、と思ったけど、白玉がのどに詰まって死ぬ可能性も捨てきれないのでやめました……。シナモンとかスパイスを入れてチャイ風にしてもおいしいかしら。

白玉ってお店のあんみつやぜんざいだと数個しか入っていないので、完全に「貴重品」として一粒一粒を愛おしみながら食べるのですが、家で作ると思いっきり食べられるのが幸せ。夏になったら、また作ろう!

3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)
3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)

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「きのう何食べた?」(よしながふみ)のキムチチゲ ジルベール風

「きのう何食べた?」キムチチゲ ジルベール風

「何食べ」7巻が出ました!
クリスマスにお鍋など、冬っぽいメニューがたくさん登場するので時期的にうれしい。

シロさんとケンジ、いつもの2人の食卓だけでなく、周囲のキャラクターたちの食の描かれ方も楽しい本作。今回の巻では、お友達のゲイカップル、「ジルベール」ことワタル君のお料理が出てきます。

同居する小日向さんをいつも小悪魔的態度で翻弄するジルベール・ワタル(ヒゲのおっさん)、何をしてる人なのか…この性格で会社勤めとかできるのかしら…と気になっていたのですが、初めて職業が明かされます。ズバリ、ゆるふわ系デイトレーダーです。もっと噛み砕いて言えば、小銭のあるニー(以下略)。

「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)7巻そんな自由人なジルベールですが、一応料理はできるようです。小腹が減って半端な時間にひとりで作って食べるのが、キムチチゲ(と、白いごはん)。
あさりと豆腐が入っていて、インスタントではなく自分でスープを作るなど、本格的でおいしそう。
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)7巻より


だし作り方:
まずだしの準備。和風だしの素でもOKのようですが、作中にあわせて(小日向さんが夕飯用の仕込んでいた)煮干しだしをとります。

肉に下味ざく切りした豚バラ肉を鍋のなかに入れて、おろししょうが・にんにく、一味とうがらし、醤油、酒、ごま油をぐちゃぐちゃ揉みこむ。
このまま火にかけるので、別のボウルで揉むなんてことしません。横着なようで、合理的。

炒める鍋をそのまま火にかけて肉を炒め、キムチを入れてさらに炒める。

だしをそそぐ コチュジャン
煮干しだしを注ぎ、みそ、コチュジャン、キムチの漬け汁で味付け。ここはジルベールも「気まぐれなプリマ・ドンナ」のように投入してるだけなので、あまり厳密でなくてよいようです。

あさり何より味の決め手は、あさり。
冒頭のクリスマスのエピソードでもあったとおり、砂をかむのが嫌であさりは苦手なジルベールですが、このチゲには、スープのだしとして「絶対必要」らしい。
シロさんに教えてもらったらしい「冷凍あさり」(うちも常備するようになりました。便利!)を、凍ったままどばどば投入します。

豆腐えのき、豆腐も投入して鍋にフタをする。

たまごあさりの口が開いたら、生卵を落とす。

にらねぎざく切りしたネギとニラを入れて軽く火を通したら完成。


お皿に盛るときは、せっかくの半熟卵がくずれないように注意。

「きのう何食べた?」キムチチゲ ジルベール風

「きのう何食べた?」キムチチゲ ジルベール風食べた感想:
白いごはんをスープにひたしつつ、途中で卵の黄身をくずしつつ食らいます。
簡単なのに、肉・魚介・野菜・卵・豆腐、といろんな具材がバランスよく入っていて、まさに「一品で完全食」。
ニンニクのパンチ力、キムチの酸味とコチュジャンの辛み、卵のまろやかさ、いろんな旨みが一度に味わえるのが魅力。そしてあさりのだし。これがないと、確かにスープに奥深さは出ないなあ、と思える隠れた主役。

作ったのは雑誌掲載時だったのですが、この記事書いてたらまた食べたくなってしまった……。ジルベールみたいに、お腹が減った時にひとりでこっそり作って、欲望のままにガツガツ食べる、ってのがいいな。

そして夕飯を作るつもりで帰宅したのに、台無しにされた小日向さんの狼狽ぶりと翻弄されぶりが相変わらずで、いろんな愛の形があるよね…としみじみ。

≫「きのう何食べた?」の再現料理一覧はこちら

4063871584きのう何食べた?(7) (モーニング KC)
よしなが ふみ
講談社 2012-12-03

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