Home > 201004
201004
「リトル・フォレスト」(五十嵐大介)のキャベツケーキ

キャベツが前代未聞の価格になってるこのご時世に、ちょっとぜいたくなケーキを作ってみました。「リトル・フォレスト」に登場する、キャベツケーキです。
毎年たくさん収穫されるキャベツの新しい食べ方はないかと、いち子が考案したお菓子。
キャベツは甘い → お菓子 → ケーキ
……というシンプルな連想から生まれますが、
「キャロットケーキがあるんだからいけるかもしんない」「わたしって天才かも」
と、彼女のなかでアイデアが確信に変わります。
で、実際に・キャベツ ・小麦粉
・卵 ・生姜
を材料に作ってみたところ、「世界初のケーキ」のはずなのにどこかで嗅いだことのある、懐かしい香りがし……。そう、それはお好み焼きにそっくりな匂いだったのです。
かくして「お好み焼き風キャベツケーキ」(勝手に命名)は焼き上がるのですが、これとは別に巻中エッセイで、五十嵐先生の「お好み焼きにならないキャベツケーキ」のレシピが掲載されています。
後者の方がケーキとして安全パイだけど、前者の「お好み焼き風」も気になる……。ええい、どっちも作ったれ! というわけで、2種類再現してみることにしました。
※【コマ引用】「リトル・フォレスト」(五十嵐大介/講談社)1巻より

キャベツケーキ(ノーマル版)の作り方:
1.キャベツは茹でてから細かくみじん切りし、水気をよく絞っておきます。

2.バターと砂糖を練り合わせ、卵を加えてよく混ぜ合わせます。ここにキャベツ、レーズン、シナモンパウダーを入れてさらに混ぜます。

3.小麦粉とベーキングパウダーをあわせて振るい、2のボウルに少しずつ入れてざっくり混ぜます(混ぜすぎ注意)。この時点で、見た目が結構お好み焼きっぽい……。その後180度に予熱したオーブンで50分ほど焼きます。
キャベツケーキ(お好み焼き風味版)の作り方:1.こちらは茹でキャベツではなく、生のキャベツを使います。フードプロセッサーで、キャベツ粉末か?というくらい、細かくみじん切りにします。

2.ノーマル版はバターでしたが、こっちはサラダ油と砂糖を混ぜます。その後卵をよく混ぜる点は同じ。

3.2のボウルに水気を絞ったキャベツ、ショウガのすりおろし汁を混ぜ、ふるった小麦粉+ベーキングパウダーを少しずつ加えてこれもざっくり混ぜます。ノーマル版はドロっとしてたけど、こっちはサラダ油のせいかサラっとした生地ですね。
これも180度に予熱したオーブンで、50分ほど焼きます。焼き上がった2種類のケーキはこちら(左がお好み焼き版、右がノーマル版)。

ノーマル版は、オーブンで焼いてる間、普通のケーキと同じく甘い匂いが漂います。
一方、お好み焼き版は……ほんとに、甘いお好み焼きの匂いです……!
思わず「青のりとマヨネーズとソース、誰か持ってきて!」と関西人の血が騒ぎました。
多分、生の状態で入れたキャベツとショウガ汁が、化学反応を起こしてるんでしょうw

食べた感想:
1日寝かせてからいただきました。
まずはノーマル版(写真手前)から。キャベツは色素が薄いせいか、ほうれん草のケーキみたいに鮮やかな発色ではありませんが、よく見ると、ところどころに緑のキャベツの粒が見えます。食べてみると、普通のパウンドケーキと同じくバターの香りが強く、それほど野菜っぽさは感じません。が、よく意識して味わってみると、確かにほんのりキャベツの香り。違和感のないくらいの風味なので、市販のベジスイーツと同じく食べやすいです。
さて、問題のお好み焼き版(写真奥)。
ノーマル版はしっとり、どっしりした食感でしたが、こっちはサラダ油で作るせいか、かなりあっさりした感じ。キャベツよりショウガの香りが強くて、ジンジャーケーキ風? 思ったよりもイロモノ感は薄くて、朝食のパン代わりにもなるかも。
五十嵐先生はパン作りにかなりハマっていらっしゃったようで、このキャベツケーキも色々試行錯誤して完成したんだろうなあ……と思いをはせてしまいました。
このエピソードではこれ以外にも、春キャベツの美味しい食べ方が色々出てきて(固い外皮はかき揚げにするとか)、「ああ、不作の年じゃなければモリモリ食べられるのに!」と口惜しい限り。早く天候が落ち着いてほしいものです。
| リトル・フォレスト(1) (ワイドKC) | |
![]() | おすすめ平均 ![]() 田舎暮らしは大変そうだというリアルを感じさせる漫画 人生の物語 歳をとったら、子供に還ろう。今は無理だけど。 食べることこそ人生だ 食べるという事Amazonで詳しく見る by G-Tools |
≫「リトル・フォレスト」(五十嵐大介)の再現料理一覧はこちら
「お料理バトン」いただきました
- 2010-04-28 (Wed)
- お知らせ・雑記
- | Tag:
美味しそうなオリジナル料理と、目的別に探しやすい構成がすばらしいブログ「ついつい旦那が帰ってきちゃう、今日の献立」のブッコロリさんから、「お料理バトン」というリレーアンケートを回していただきました。
漫画飯はほぼ関係ない内容なので、ご興味のある方だけどうぞ。
漫画飯はほぼ関係ない内容なので、ご興味のある方だけどうぞ。
東海林さだおのミソチャーハン

久々に東海林さだお先生の本から。「猫めしの丸かじり」に出てくる、ミソチャーハンを作ってみました。
先生がある日、キリスト、孔子、釈迦の3人組から天啓を受けてひらめいたこの料理(……と書くとなんだかわかりませんが、ここのシュールなやりとりの描写が大好きw)。チャーハンといえば塩と醤油、という定石をくつがえす味付けです。
私は味噌味の料理ってそれほど好みではなく(味噌汁は好き)、「塩と醤油で十分ですよ!」(ブレードランナー風に)という感想だったんですが、何事も物は試し、ということで先生のチャレンジにならってみることに。
作り方:長ネギとハムはみじん切りにします。

味噌は特に種類は指定がなかったので、八丁味噌にしてみました。1人分につき大さじ山盛り1杯を、あとでフライパンで混ぜやすいように4等分しておきます(常温に戻しておいたほうが扱いやすいかも)。
強火で熱したフライパンに油を入れ(テフロンなので、一度油を捨てる工程はナシ)、卵を投入。
卵がふんわり柔らかい炒り卵状になったら、ご飯入れてよく混ぜ、ハムと葱も入れます。

最後に小分けした味噌を分散して投入し、ご飯全体に絡むように炒めたら完成。フライパンに味噌が焼き付けられて、いい匂いがします。
付け合わせには、インスタントの味噌汁が合うそうなので、市販の揚げ茄子の味噌汁を用意してみた。


食べた感想:
味噌おにぎりのような香ばしさのあるチャーハンで、新鮮な美味しさ。八丁味噌のちょっとトゲのある味が、卵やネギの甘さでちょうどいいバランスになってる気がします。普通のチャーハンに飽きたら、また作ってみようかなあ、と結構気に入りました。
東海林先生は味噌がお好きなのか、このほかにも「味噌カレー」なるものも作られてて、これもちょっと気になります。日本の味噌 VS.インドのカレーのデスマッチになりそうですが、一体どんな味なんだろう……。
| 猫めしの丸かじり (文春文庫) | |
![]() | おすすめ平均 ![]() 紹介される食べ物がみんな元気になる 今回もあっという間! 抱腹絶倒! 気楽におなかいっぱいAmazonで詳しく見る by G-Tools |
Home > 201004
- 月別アーカイブ
-
05
04 03 02 01 12 11 10 08 07 06 05 04 03 02 01 12 11 10 09 07 06 05 04 03 02 01 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01 12 11 10 - 作品から探す(50音順)
- ・愛がなくても喰ってゆけます。(よしながふみ)
・アオイホノオ(島本和彦)
・青みゆく雪(宇仁田ゆみ)
・あさりちゃん(室山まゆみ)
・アルコール(西村しのぶ)
・うめぼし(小池田マヤ)
・おいしい関係(槇村さとる)
・美味しんぼ(雁屋哲/花咲アキラ)
・大奥(よしながふみ)
・おかめ日和(入江喜和)
・おせん(きくち正太)
・夫すごろく(堀内三佳)
・乙嫁語り(森 薫)
・オハナホロホロ(鳥野しの)
・おはようおかえり(鳥飼茜)
・女の子の食卓(志村志保子)
・かむろば村へ(いがらしみきお)
・きのう何食べた?(よしながふみ)
・きりきり亭主人(きくち正太)
・銀のスプーン(小沢真理)
・クッキングパパ(うえやまとち)
・刑務所の中(花輪和一)
・げんしけん(木尾士目)
・玄米せんせいの弁当箱(魚戸おさむ/北原雅紀)
・極食キング(土山しげる)
・極道めし(土山しげる)
・孤独のグルメ(久住昌之/谷口ジロー)
・こどもの体温(よしながふみ)
・食キング(土山しげる)
・サカタ食堂(坂田靖子)
・酒場ミモザ(とだともこ)
・酒ラボ(宇仁田ゆみ)
・三国志
・3月のライオン(羽海野チカ)
・さんさん録(こうの史代)
・深夜食堂(安倍夜郎)
・...すぎなレボリューション(小池田マヤ)
・スパイスビーム(深谷陽)
・スーパーくいしん坊(ビッグ錠/牛次郎)
・スペースシェフシーザー(Boichi)
・すみれファンファーレ(松島直子)
・西洋骨董洋菓子店(よしながふみ)
・それではさっそくBuonappetito!(ヤマザキマリ)
・大東京ビンボー生活マニュアル(前川つかさ)
・誰も寝てはならぬ(サラ イネス)
・ちぃちゃんのおしながき・繁盛記(大井昌和)
・チーズの時間(山口よしのぶ/花形玲)
・ちはやふる(末次由紀)
・チャンネルはそのまま!(佐々木倫子)
・沈夫人の料理人シリーズ(深巳琳子)
・天食(泉昌之)
・天体戦士サンレッド(くぼたまこと)
・どいつもこいつも(雁須磨子)
・ドカコック(渡辺保裕)
・Dr.スランプ(鳥山明)
・ドラえもん(藤子・F・不二雄)
・トルコで私も考えた(高橋由佳利)
・ドロヘドロ(林田球)
・にがくてあまい(小林ユミヲ)
・にこたま(渡辺ペコ)
・のだめカンタービレ(二ノ宮和子)
・not simple(オノ・ナツメ)
・のんちゃんのり弁(入江喜和)
・バッカス(青木健生/井上元伸)
・パスタの王国(中祥人)
・パタリロ(魔夜峰央)
・ハチミツとクローバー(羽海野チカ)
・花と奥たん(高橋しん)
・バーバーハーバー(小池田マヤ)
・ばらかもん(ヨシノサツキ)
・パラダイス・カフェ(ひうらさとる)
・ハルシオン・ランチ(沙村広明)
・バンビ~ノ!(せきやてつじ)
・ひまわりっ(東村アキコ)
・ピリ辛の家政婦さん(小池田マヤ)
・flat(青桐ナツ)
・フラワー・オブ・ライフ(よしながふみ)
・へうげもの(山田芳裕)
・Heaven?(佐々木倫子)
・包丁人味平(牛次郎/ビッグ錠)
・放浪の家政婦さん(小池田マヤ)
・MASTERキートン(勝鹿北星/浦沢直樹)
・まんが道(藤子不二雄A)
・ミスター味っ子(寺沢大介)
・水玉生活(サラ・イイネス)
・めしばな探偵タチバナ(坂戸佐兵衛/旅井とり)
・モテキ(久保ミツロウ)
・もやしもん(石川雅之)
・モンキー・パトロール(有間しのぶ)
・ラウンダバウト(渡辺ペコ)
・リトル・フォレスト(五十嵐大介)
・路地恋花(麻生みこと)
- 料理ジャンルから探す(※整理中)
- 最近面白かった漫画
- 最近のコメント
- 最近のトラックバック
- Search
- Meta
- Links
- Feeds


田舎暮らしは大変そうだというリアルを感じさせる漫画
気楽におなかいっぱい




